革のこと

SEIKOポストミシンPW-7のモーターを交換する3

革のこと

前回からの続きで、今回はデジタルサーボモーターの検針機の取り付けから、制御装置の設定までです。前回の記事はこちら。

SEIKOポストミシンPW-7のモーターを交換する2
さて前回の続きです。前回の記事はこちら。 中国製のデジタルサーボモーターを購入したわけですが、今回はその換装について書いていきます。 中国製のデジタルサーボモータに交換する 古いモーターを外し、新しいものに換装する 心して元のモーターを取り...

検針機を取りつける

さて、モーターの取り付けが終わり、コントロールボックスやペダルとの接続が終わったら、次は検針装置を取り付けます。検針機って今まで意識したことなかったですが、ミシンのプーリーに取り付けられているこんなやつです。

これはすでに新しいものを取り付けた画

これによって、ペダルを離した時に針が設定した場所で止まるようにできます。では早速取り付けていきます。

検針機を取り付けるためのアダプタ(ネジ)

購入するまではこれが気になっていました。新しいものにも多くのミシンに対応しているアダプタが付属しているとのことですが、このミシンに合うかどうかは実際に取り付けてみないとわかりません。そして実際取り付けようとしてみてわかったのは、新しいものに付属しているアダプタは取り付けができないということでした。先ほどからアダプタと言っていますが、どんなものかというと、こちら。

写っているのは新しいモーターに付属していたもの

ミシンのプーリー部分にこれを取り付けた上で、この取り付けたアダプタに検針機を固定します。これにより、検針機とミシンのプーリーが接続できるわけですが、新しいミシンのアダプタのネジがミシン本体のネジとサイズが異なり(確かミシン側のが細い径だったきがします)、取り付けることができませんでした。実はこれは、購入したモーターの説明に新しいモーターに付属している検針機アダプタのネジ径の説明があったので、事前にミシン側の穴の径を測っておけば良かっただけなのですが、大丈夫だろうと高をくくった結果、合わないということに。しかし運良く、取り付けられたのは次のことがあってでした。

もともとついていたアダプタがそのまま流用できた

新しい検針機の内径、2.2mm強くらいでしょうか

もともとついていた検針機用のアダプタ、こちらも2.2mm強

もとのアダプタのサイズを測ったら、新しい検針機とほぼ同じ径であることが判明。そのまま流用して取り付けることができました。

まだ取り付けただけです。この後固定します

検針機の固定

このままだと検針機も一緒に回ってしまうので、検針機の固定をします。もともとついていた検針機を固定していた金具があったのですが、今回は新しいものに付属していたL字金具を使用します。ついてた金具を外したネジ穴にそのまま取り付け、検針機の位置とのバランスを見ながら角度を調整して簡単に着きました。

画像が見当たらないです。後で撮ろう

コード類を接続して、ベルトなどに干渉しないように固定する

検針機の取り付けが済んだら、次にコードを接続します。前にも書いたかもしれませんが、コードのコネクタ部分は其々が形状の違うものになっているので間違うことがありません。付属していた釘や結束バンドを使って束ね固定します。

これはまだ束ねてないですね

検針機の設定

コードの接続が終わったら検針機の設定をします。電源を入れ、

Pが針の位置、Sはライト

pとsを同時に押すと

p-01というのが設定番号のようです

Pー01と表示されたら、+−ボタンでPー04を選びます

sボタンを押して「on」を表示させます。+−でon/offが切り替えられます

onにした状態で手回しでミシンの針の位置を決めます。私は針が刺さって少しだけ上がりかかった状態のところで止めました。その後、何回かペダルを踏んで、決めた位置で針が止まるかどうか確認します。

スピードの設定

次に縫いスピードの設定をします。先ほどと同じように、sとpを同時押しして、Pー01と表示させます。これは、ペダルを軽く踏んだ状態のスピードになります。最低スピードの100になるように+−で選択します。

次に、sとp同時押し後、+−でP−02を表示させます。これはペダルベタ踏みした時の最高スピードの設定になります。最高スピードとして設定できる最低スピードは300なので300の表示まで+−で合わせます。

設定の確認

あとはミシンで試し縫いして、しっかり動くか確認してください。これで設定は完了です。しかしこのモーター、非常に静かです。これは本当に良い買い物でした。