革のこと

SEIKOポストミシンPW-7のモーターを交換する2

革のこと

さて前回の続きです。前回の記事はこちら。

SEIKOポストミシンPW-7のモーターを交換する2
さて前回の続きです。前回の記事はこちら。 中国製のデジタルサーボモーターを購入したわけですが、今回はその換装について書いていきます。 中国製のデジタルサーボモータに交換する 古いモーターを外し、新しいものに換装する 心して元のモーターを取り...

中国製のデジタルサーボモーターを購入したわけですが、今回はその換装について書いていきます。

中国製のデジタルサーボモータに交換する

古いモーターを外し、新しいものに換装する

心して元のモーターを取り外しにかかったのですが、あまりにも簡単すぎて拍子抜けしてしまいました。外すのも簡単だし、新しいのを取り付けるのも簡単でした。簡単すぎて写真撮るを忘れてしまいました。換装終えた画像ですが参考に載せておきます。

ミシン台のミシンの奥、上から撮ったもの

ミシン台の奥側を台の下から撮ったもの

2枚の画像を見るとわかるのですが、上から見たツルッとした三つの頭のものが、裏から見るとネジになっていてワッシャーを噛ませてからナットでとめてあるのがわかると思います。ミシンのモーター部分は、このネジに引っ掛ける形で固定されているのですが、左側二つと右側一つのスライドできる方向が逆向きになっていて滑って脱落しないようになっています。

なので三つのナットを大きく緩めてモーターの角度を変えてうまいこと抜き外すことができました。もしそれで抜けなければ、右側一つのネジナットを外して抜けばいいと思いますが、この場合はモーターの脱落に気をつけてください。古いモーターは重さは10kg以上あると思います。

新しいものを取り付ける時も同様にやります。ネジは元のものを再利用しました。もちろん新しく購入したものにネジも付属していたので、どちらを使っても問題なかったと思います。

ベルトの位置を調整する

さて、モーターの取り付けは簡単にできたのですが、今度はミシン本体とモーターのプーリー(プーリーでいいのだと思いますが、ようはベルトがかかるところ)がまっすぐ一直線上に来るように調節します。取り付けただけの段階だとやはりちょっとずれています。初めはどのように調整するのかわからなかったのですが、よく見るとスライドさせて位置を調整できる部分がありました。

モーターを前から撮影

モーターを後ろから撮影

モーターの前後両側に、ネジを緩めるとスライドさせて位置を変えれる機構が備わっていたので、ここを弄ってベルトの位置がぴったり来るように調整しました。ちなみに、この前から撮影した方に写っている大きなネジ棒がありますが、ここの部分のナットを回して調整することで、モーターのプーリーとミシンのプーリーが平行になるように調整できるようです(たぶん、私はそう認識しました)。でも、もしかするとベルトのテンションを調整するためのものかもしれません。

ということで、まずはプーリー同士が直線上になるように調整して、ベルトを購入しにいきました。

新しいミシンベルトの長さ・太さ

左が元々ついてたもの、右が新しいもの

今まで使っていたベルトで長さが合わなくなってしまったので、新しいものをホームセンターに買いに行きました。ベルトの長さは結構合わないことが多いと思うので、注意点を上げておきます。

同じ太さのベルトはないかもしれない

もし時間があれば、通販等で探せば最も適した太さのベルトを選べるのかもしれませんが、ホームセンターには元のものと同じ太さのベルトがないかもしれません。私はありませんでした。そして元と太さの異なるベルトを使うということは、元のベルトを基準にして商品を選んではいけません。プーリー部分の食い込み分量が変わって来るため、必要な長さも変わります。つまり、

太さが変われば長さも変わる

のです。なので、新しいベルトは

  • 太さ
  • それにあった長さ

の二点に気をつけて選ぶ必要があります。私はどうしたかというと、元と同じ太さのベルトがあるもんだと思ってホームセンターに行ったらなく、太いものしかなかったので、買う予定だった長さより1段階長いもを選びました。結果これで成功だったのですが、もう一段階長いものでもよかったかもしれません。でもこれはあくまで参考です、実際は試したいですよね。ちなみ購入したベルトはこれです。

これ、今調べてわかったことですが、農機用なんですね。。そりゃ太いわけだなと。焦らず時間をとって、ぴったり来そうなものを購入した方が良さそうですね。ちなみに今のところ私のミシンは順調に動いています。後々影響があるのかな。。。

ベルトを取り付けて調整する

さて、購入して来たベルトを取り付けます。プーリーを回しながら押し込み、どうにか装着できました。しかし、どうにもちょっとテンションが強い気がします。使いながら時間が経つとベルトも多少伸びるのかもしれませんが、テンションが強いまま使うとモーターやミシンの軸に悪影響が及びそう。なので先にもちょっと記した、モーターとミシンのプーリーを平行に調整すると思われる部分で、ベルトのテンションが緩むように調整しました。大丈夫だと思いますが、この辺は自己責任ですね。

古いモーターも同じような構造になってました

もしかしたら、テンションを調整するためのものかもしれませんね。この上下に通っているネジ棒のナットをずらしていくことでモーターの位置も上下に動くので、ベルトのテンションを調整しました。

付属パーツを取り付けていく(検針装置以外)

モーター取り付けたら、あとは付属ものを取り付けていくだけです。配線はコネクタ部分が一本ずつ形状が異なっているので接続を間違えることはないと思います。ネジ穴がしっかり貫通していなかったり、稼働する部分が固まって動かなかったりといくつか不備がありましたが、ドライバーでゴリゴリやったり油を注したりで対応できました。画像を貼っておくので参考にしてください。

 

ペダルを踏んだ時に白い部分が押されて針が上がるようです

穴にバリが。ドライバーを差し込んでとりました。

 

下のペダルとの接続部分が固まっていたので油を注入

コントロールボックスはビスで固定。右横に電源スイッチあり。

スイッチ側。向きは好みで取り付ければいいと思います。

ちょっと長くなったので、次回に続けます。次は最後、検針機の取り付けと制御装置の設定です。